【沼津夏まつり2026直前】ナイヤガラの準備が進む夜の狩野川を歩いてきた。7/24は灯籠流し、その歴史を知っていますか?

沼津市の話題

いよいよ今週末、沼津の夏がやってきます。

7月25日(土)・26日(日)は「第79回沼津夏まつり・狩野川花火大会」。そして前日の7月24日(木)には狩野川灯ろう流しが行われます。

祭り本番を前に、夜の狩野川周辺を歩いてきたので、その様子と合わせて、意外と知られていない灯籠流しの歴史についても書いてみたいと思います。

あゆみ橋にはすでに「予告」の看板が

あゆみ橋のたもとには、夏まつり実行委員会の看板が立っていました。

あゆみ橋は沼津夏まつり花火大会のため、7月25日(土)・26日(日)両日とも午後5時20分から午後8時30分まで立入禁止(通行止)となります。

花火大会当日、あゆみ橋は打ち上げ場所の目の前。毎年恒例の通行止めです。当日に「渡れない!」とならないよう、ご注意を。

夜のあゆみ橋

夜のあゆみ橋。普段は静かな歩行者専用橋ですが、この橋の周辺が数日後には数十万人で埋め尽くされると思うと、なんだか不思議な感覚です。

あゆみ橋通行止めの予告看板

ナイヤガラの準備、できてました

そして今回一番「おっ」となったのがこれ。

狩野川に張られたナイアガラ花火の仕掛けワイヤー

あゆみ橋から川面を見ると、ナイヤガラ花火の仕掛けワイヤーがすでに川の上に張られていました

狩野川花火大会といえば、フィナーレを飾るナイアガラの大瀑布。市街地のど真ん中、橋のすぐそばで見られる花火大会は東海地方でもここくらいじゃないでしょうか。この一本のワイヤーが、当日は光の滝になるわけです。準備している方々に感謝です。

ブルーにライトアップされた御成橋

御成橋はブルーにライトアップされ、川面にきれいに映り込んでいました。あゆみ橋の上には工事用の資材や「安全第一」の看板も。祭りに向けて着々と準備が進んでいる様子が伝わってきます。

夜の狩野川沿いリバーサイドの夜景と安全第一

狩野川沿いの階段状の親水護岸も、この日は雨上がりでしっとり。ここが観覧席になる日ももうすぐです。

7月24日は「狩野川灯ろう流し」。その始まりは狩野川台風

さて、本題の灯籠流しの話。

花火大会の前日に行われる狩野川灯ろう流しは、単なる夏の風物詩ではなく、慰霊の行事です。

始まりは1958年(昭和33年)の狩野川台風。死者・行方不明者853人、建物被害6,000戸超という甚大な被害を狩野川流域にもたらした大災害でした。その翌年、犠牲者の慰霊と鎮魂の意味を込めて、地元の仏教会と市民有志が灯ろうを狩野川に流したのが始まりとされています。

灯ろう流しは「川施餓鬼(かわせがき)」とも呼ばれ、沼津市内では狩野川台風以前から行われていたそうですが、台風を契機に沼津市仏教会が合同で供養を行うようになりました。宗派の異なるお坊さんが一堂に集まってお経をあげる、全国的にも珍しい行事なんです。

会場は、まさに今回歩いてきたあゆみ橋〜御成橋間の河川敷。特設の祭壇で線香を手向け、桟橋から灯ろうを流します。ほのかな灯りが水面に広がる光景は、本当に幻想的です。

華やかな花火の前夜に、静かに手を合わせる時間がある。この二日間のコントラストこそが、沼津の夏まつりの本質なのかもしれません。

花火大会も、実は「復興」から始まった

ちなみに花火大会の方にも歴史があります。狩野川花火大会は1948年(昭和23年)に戦後の復興事業として始まりました。今年で79回目。

1945年7月17日の沼津大空襲では、市街地の大部分が焼失し、多くの犠牲者が出ました。焼け野原からの復興を願って打ち上げられた花火が、今も続いている。灯籠流しといい花火といい、狩野川の夏の行事には、この街が乗り越えてきた歴史が刻まれているんですね。

開催情報まとめ

  • 狩野川灯ろう流し:7月24日(木)夕方〜 あゆみ橋〜御成橋間の河川敷
  • 第79回沼津夏まつり・狩野川花火大会:7月25日(土)・26日(日)
  • 打ち上げ場所:狩野川河川敷(永代橋〜御成橋〜あゆみ橋)
  • アクセス:JR沼津駅南口から徒歩約10分
  • 注意:あゆみ橋は25日・26日とも午後5時20分〜午後8時30分 通行止め

※日程・時間等は変更になる場合があります。最新情報は沼津観光ポータル等でご確認ください。

今年も狩野川の夜空に、あの大輪の花が咲くのが楽しみです。当日の様子もまたレポートしますので、お楽しみに!

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