沼津・三ツ目ガード 情報板は「冠水 通行止」、車は流れていた|2026年10月25日 夕方

夜の交差点の上に掛かる「三ツ目ガード情報」の電光掲示板。赤い通行止めのマークと「路面冠水 通行止」の文字が光り、奥に濡れた道路とマンションの明かりが見える(2026年10月25日撮影) 沼津市

2026年10月25日(日)、台風30号の影響で沼津市に大雨警報が出た日の夕方、国道414号の三ツ目ガードを見に行きました。17時45分、ガードの手前にある情報板には「路面冠水 通行止」の表示。ところが、その2〜5分後にガードまで歩いて行くと、入口にバリケードも誘導員もなく、車は両方向とも普通に流れていました。

この記事では、その日の現地の様子と、2026年9月18日から変わった三ツ目ガードの通行止めのルール、雨の日に「今通れるか」をどこで確かめるかをまとめます。

先に結論です。

  • 9月18日から、沼津市に「レベル4大雨危険警報」が出たら、水がたまっていなくても三ツ目ガードは通行止めになります(静岡県の事前通行規制)
  • レベル3の大雨警報では事前の通行止めはありません。ただし冠水が15cmになれば通行止めです(10月25日はこちら)
  • 情報板はガードの北側、杉崎町の交差点の上にあります。ガードの約230m手前です
  • 情報板が「通行止」を出しているあいだは、ガードに入らないでください。ガード内の様子が落ち着いて見えても、表示と実際の規制のどちらが正しいかは現地では判断できません
夜の交差点の上に掛かる「三ツ目ガード情報」の電光掲示板。赤い通行止めのマークと「路面冠水 通行止」の文字が光り、下の道路は雨で濡れている
ガード北側(杉崎町)の情報板。表示は通行止めのマークと車のマークが交互に切り替わっていました(2026年10月25日 17時45分撮影)

三ツ目ガードはどこにある?

三ツ目ガードは、沼津駅の東側でJR東海道線と御殿場線の線路の下をくぐる、国道414号のアンダーパス(掘り下げた道路)です。北側が杉崎町、南側が三芳町。沼津駅の北と南を車で行き来するときの主な通り道のひとつで、道路を管理しているのは静岡県です。

道路国道414号(静岡県管理)
場所沼津市杉崎町〜三芳町(沼津駅の東側)
くぐる線路JR東海道線・御殿場線
高さ制限3.8m(北側・南側の入口に門型の制限高の枠あり)
情報板北側の杉崎町の交差点の上(ガードの約230m手前)

※情報板の位置とガードまでの距離は、撮影した写真の位置情報から測ったものです。南側にも情報板があるかは確認できていません。

10月25日の夕方、三ツ目ガードの様子

この日の沼津市の動きと、私が現地で見たものを時刻順に並べます。

時刻出来事出どころ
13:02沼津市にレベル3大雨警報沼津市
16:17大雨警報が解除沼津市
16:20〜18:00冠水で規制していた市道3路線が順に解除沼津市
17:44〜17:45北側の情報板は「路面冠水 通行止」現地
17:47〜17:50ガードの入口と坂。バリケードも誘導員もなく、車は両方向とも通行していた現地
17:54南側の入口。路面は濡れているが、冠水は見えない現地

※沼津市の時刻は、市の「台風第30号に関する情報(10月25日)」のページによるものです。三ツ目ガードは県が管理する国道のため、市のこのページには載っていません。

大雨警報が解除されてから約1時間半後でも、情報板は通行止めを出し続けていました。一方で、ガードの入口にはバリケードも誘導員もなく、車が次々に入っていきました。坂の上から見ても、水が流れ込んでいる様子はありませんでした。

夜の三ツ目ガード北側の入口。赤白の縞模様の門型に「制限高3.8M」の表示があり、その下を車がガードへ入っていく。左側には線路の下をくぐる歩道が別に通っている
北側の入口。左が歩道、右が車道です。車道の路面には「水深15cm」と読める標示がありました(17時47分撮影)
ガードへ向かってカーブしながら下る2車線の坂道。濡れた路面を、下っていく車と上ってくる車がすれ違っている
ガードへ下る坂。情報板は通行止めでしたが、車は両方向とも流れていました(17時48分撮影)
線路の下をくぐるコンクリートのガード。2つに分かれた開口部がオレンジ色の照明で照らされ、高さ3.8mの制限標識が掛かっている。手前の路面には水たまりが残る
ガード本体。路面には水たまりが残っていました(17時50分撮影)
曇った夕方の国道414号。左に赤白の縞模様の門型「制限高3.8M」が立ち、まっすぐ延びる道路の先に線路の高架橋とガードの入口が見える
南側(三芳町)の入口。こちらから見ても冠水は見えませんでした(17時54分撮影)

情報板と坂の様子を、20秒ほどの動画にまとめました。情報板の表示が通行止めのマークと車のマークで切り替わるところと、坂を車が行き来する様子が見られます(手前の車はナンバーが読めないようにぼかしています)。

この食い違いが「規制はもう解除されていて、情報板の表示だけが残っていた」のか、「規制は続いていた」のかは、確かめられませんでした。県の「静岡県道路通行規制情報提供システム」は、この日の夜に見たときシステムメンテナンスで止まっていて、通行止めの解除時刻を確認できなかったためです。

どちらだったにしても、情報板が「通行止」を出しているときは入らないのが正解です。冠水は短い時間で深くなりますし、夜は水の深さが見た目では分かりません。

9月18日から、大雨危険警報で「事前に」通行止めに

三ツ目ガードは、静岡県が管理するアンダーパスで初めて、水がたまる前に通行止めにする「事前通行規制」の対象になりました。2026年9月18日(金)17時から運用が始まっています。

こんなとき三ツ目ガードは
沼津市にレベル4大雨危険警報が出た水がなくても通行止め(9月18日〜)
線状降水帯の予測で、冠水のおそれがあると県が判断した事前に通行止め
冠水が5cm通行注意
冠水が15cm通行止め

冠水5cm・15cmの基準は、県が管理するアンダーパス16か所に共通のものです。県は、2026年8月の千葉や北陸の豪雨などでアンダーパスの冠水による人的被害が出たことを受けて、この事前規制を始めたと説明しています。

静岡新聞(2026年9月20日)によると、三ツ目ガードは過去5年間で7回冠水し、そのうち3回は車が水没しています。

10月25日に出ていたのはレベル3の大雨警報だったので、事前規制の条件には当たりません。この日に情報板が出していたのは「路面冠水」、つまり実際の冠水による通行止めでした。

雨の日、通る前に確かめること

  1. 沼津市に出ている警報のレベル:レベル4の大雨危険警報なら、三ツ目ガードは通れない前提で道を選びます。天気アプリや気象庁のサイトで、市町村ごとに確認できます
  2. 北側の情報板:北から南へ抜けるなら、ガードの約230m手前、杉崎町の交差点の上で表示が見えます。ここで「通行止」なら、交差点で別の道に回れます
  3. 県の道路通行規制情報:「静岡県道路通行規制情報提供システム」で県管理道路の規制が見られます。10月25日夜の時点ではメンテナンスで停止中で、代わりに日本道路交通情報センター(JARTIC)のサイトが案内されていました
  4. 沼津市緊急情報:市の緊急情報のXアカウントは、過去に三ツ目ガードの通行止め解除を投稿しています

南から北へ向かうときに情報板が見られる場所があるかは、まだ確認できていません。分かったら追記します。

高架化で三ツ目ガードはなくなる?

ガードの下の壁には、静岡県と沼津市の鉄道高架事業の掲示が貼られています。

ガード下の壁に貼られた掲示。高架を走る電車の下に、並木と広い歩道のある平らな4車線道路が描かれ、「生まれ変わる道路は平らに、滑らかに、広い歩道を両側に」と書かれている
ガード下の掲示(静岡県・沼津市)。高架化後の道路のイメージです(2026年10月25日撮影)
「沼津駅付近鉄道高架事業」の掲示。航空写真に高架化する東海道本線と御殿場線が赤い線で描かれ、下に事業概要と、三ツ目ガードの位置が入った計画縦断図がある
事業の概要の掲示。計画縦断図には、東海道本線・御殿場線の両方に三ツ目ガードが描かれています(2026年10月25日撮影)

沼津駅付近鉄道高架事業は、東海道本線約3.7kmと御殿場線約1.6kmを高架にして、踏切13か所をなくす県の事業です。事業期間は令和23年度(2041年度)まで。沼津市によると、高架本体の工事は令和8年度(2026年度)に始まる予定で、東海道本線の上り線、御殿場線、東海道本線の下り線の順に高架に切り替えます。

ただし、三ツ目ガードなど線路と交わる道路の整備は、全線が高架になった後に行うとされています。掲示のような平らな道路になるのは、早くても2040年代に入ってからです。それまでは、雨の日の三ツ目ガードとの付き合いが続きます。

まとめ

  • 三ツ目ガードは、2026年9月18日から沼津市にレベル4大雨危険警報が出たら事前に通行止め
  • レベル3の大雨警報では事前規制はなし。冠水15cmで通行止め
  • 北側(杉崎町)の情報板は、ガードの約230m手前。交差点で迂回を決められる位置にある
  • 10月25日の夕方は、情報板が「通行止」なのに、入口にバリケードはなく車が流れていた。表示が出ているときは入らない
  • 高架化で平らな道路になるのは、全線高架化の後(2040年代以降)

参考にした情報

※本記事の情報は2026年10月25日時点のものです。通行規制の運用は変わることがあります。雨の日は、通る前に最新の情報を確認してください。

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